「ながの電力」設立 小水力発電サービスを開始

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自然エネルギー発電事業を行う自然電力(福岡県福岡市、磯野謙代表)と須高地域ケーブルテレビなど通信事業のGoolight(須坂市、丸山康照社長)、小布施町(市村良三町長)の3者は地産地消型の地域新電力「ながの電力株式会社」(本社:小布施町、代表取締役:磯野謙・丸山康照)を設立、11月27日から長野県域をベースに法人および個人向けの電力サービスを開始した。

 

当日は設立会見と長野自然電力合同会社(自然電力100%出資設立)が建設を進めてきた「小布施松川小水力発電所」の竣工式を実施。会見で磯野氏は「小水力発電は初めての取り組みで、当初は採算性などから困難との判断もあったが克服した。自然エネルギー発電は初期投資がかかるが、仕入れが必要ない発電事業で長期的には有利。景観に配慮した太陽光発電事業にも取り組み、クリーンエネルギーの普及で住民サービス、まちづくりにつなげたい」と話した。

 

また丸山氏は「10月に商号を変更した須高ケーブルテレビとして、町内は4割弱参加いただいている。地域の通信・放送を通じ電力の見える化、地域生活の支援を展開する」とあいさつ。市村町長は「景観のまちづくりに重きを置いている。小さな町で自然エネは限りがあると考えていたが、6年前から磯野氏にも参加してもらい町エネルギー会議により模索してきたことが形になった。電力だけでなく生活インフラサービスを目的にした会社として北信全体を視野に地域を良くし、次代の地域起こし町村づくりにつなげたい」と期待を語った。

 

竣工した小水力発電所は、小布施町総世帯の約10%分にあたる190kWの規模。事業費は約3億円。設計は地域総合計画、施工はマツナガ建設が担当した。

 

竣工式には、ながの電力株式会社の関係者のほか、長野地域振興局の吉澤猛局長、建設工事の関係者、地元地区の代表者ら約40人が出席。発電機を前にテープカットを行い、完成を祝った。